ジョリパット

■ジョリパットとは

ジョリパットとは、塗料と砂を混ぜたフランス生まれのアクリル共重合樹脂のこと。
その特徴は、一般的な塗料の何倍もの塗膜が形成できることです。

そしてジョリパットは粘性があるため、コテや専用ローラーで様々な模様をつくれたり、希釈をすれば吹き付け材としても使用可能に。
ホルムアルデヒドの吸収・分解などが期待できるため、外壁以外にも内装壁にも使用されています。

■ジョリパットの注意点

ジョリパットの塗り替え時には、一般的な外壁塗料などで塗膜を形成する施工方法はオススメしません。

ジョリパットやリシンは、通気性がある素材なので、外壁が雨天後などで水分を含んだ状態で塗膜で外壁をコーティングしてしまうと、外壁に含まれていた水分の逃げ場がなくなってしまいます。 
逃げ場のなくなった水分は、気温の上昇などで水蒸気に変わり、内側から塗膜を膨れさせてしまいます。
もし、一般的な外壁塗料などで施工してしまった場合、施工後すぐは塗膜の密着力が強いため、あまり変化を感じられませんが、5年~8年経ち塗膜が経年劣化し始めてくると、剥がれや膨れの原因になるリスクがあります。

■施工の流れ

ジョリパット外壁

     ↓

水性カチオンシーラー(外壁劣化状況により溶剤シーラー)

     ↓

インディフレッシュセラ(通気性能のある艶無し塗料)

     ↓

クリスタコート(防カビ防藻対策が期待できるコーティング材)

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